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仕立て直し

最初は形のよかった植物も大きくなるに従い、よい形を維持できなくなる。植物は幹や枝を切ると、切ったところの近くから芽が伸びてくる性質がある。この性質を利用して、よい形に直すのが仕立て直しである。

枝が多く茂っている植物

多くの枝の茂りで形になっている植物は、伸びてきたら、全体を一回り小さくするように切り込む。こうすると切られたところから新芽が出て、よい形になる。

枝が伸びた植物

枝が長く上方向に伸びる植物は、それぞれの枝の基部2〜3節を残して切り戻すと枝数が増えて形がよくなる。

株元の葉が落ちたつり鉢植物

株元や枝の途中の葉が枯れて、枝先だけ葉が付いている植物は、鉢の縁辺りで切り戻すと、基部から新芽が出て、よい形になる。

ヘゴよりも高く伸びたつる性植物

つるが、ヘゴよりも長く伸びてしまったら、ヘゴの高さくらいのところで切り戻す。また、ヘゴ部分の葉がなくなった場合は、地際から10cmくらいのところで切り詰め、追肥しておくと、新芽が出てくるので、これをヘゴに誘引する。

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