中心部の葉の発生部から次々にクルクルと新しい葉が伸びてくる。
株の中心部の葉の発生部が乾くと、株の中心から新しい葉が出てこなくなったり、新しい葉が今までより小さくなったりするので、株の中心部に湿り気を与える。水ゴケをかぶせておくと効果的である。
高温多湿の生育環境を好むが、根の部分の加湿は嫌う。水を与えすぎたり、用土の水はけが悪いと根腐れを起こし、葉が枯れてくる。早めに枯れた葉は取り除いて、水はけの良い用土に植え替えを行う。
余りに給水不足の状態が続くと葉がしなびてくる
葉の裏に茶色のカビのようなものが出るが、これは胞子である。
直射日光に当てると光線の強さのため、葉が枯れたり、葉焼けで茶色くなる。
日陰過ぎて光線不足になると茎が倒れたり、葉が黄化してくる。葉が黄化したら、葉柄の付け根から切り取る。
低温には弱いが、葉がなくなっても、その後の管理がよければ株の中心から新芽が出てくる。秋以降は鉢土を乾かし、葉を枯らして休眠状態にして、約15度を確保して冬越しさせる。秋から冬にかけて水やりが多すぎると、根腐れを起こして、さらに地際の部分まで腐り始めることが多い。
1カ所に置いたままでは、葉が光の方向に傾いてしまうので週に1回程度は鉢の向きを変える。
空気の乾燥で葉が枯れたり、色が悪くなったり、ハダニも発生する。
直射や強光下では日焼けを起こし葉が枯れる。
根詰まりを起こすと葉先が枯れるので2年に1回の植え替えを必ず行う。生育旺盛なため、根が鉢土を押し上げたり、鉢を割ったりすることもある。
株元からランナーが発生しないのは光源不足による。葉の幅の広いヒロハオリズルランは、7〜8株以上の大株にならないとランナーが出にくい性質をもっている。また、シャムオリズルランは全くランナーを出さない。
ランナーにぶら下がった子株には根が出ているので、それをそのまま土に植え付けて簡単に増やすことができる。
斑は、光の弱い場所に長期間置くと不鮮明になり消える。少し明るい場所に移すと斑は鮮明になる。
宿根性のため根が枯れていなければ、葉が枯れてしまっても次の春には葉を出す。
太い多肉根に水を蓄えているので、乾燥には強い。そのため、水を与えすぎて根腐れを起こすよりは乾かし気味の管理が適する。
もともと他の大木に寄り添って生育する植物で、自力では直立しにくい性質をもっている。若い枝のうちに支柱で固定して管理したほうが良い。日光不足の場合よけいに曲がりやすい。
冬の低温と湿度不足で葉が黄化し枯れ落ちる。その後、春先に新芽が出てくるが枯れる場合が多い。原因は給水過多による根腐れである。
本来は日当たりを好む性質であり、春から薄日に慣らしていけば、夏の炎天下でもよく育つ。また、戸外の日当たりのよいところから急に室内の日当たりの悪いところに移すと落葉する。
かなり成熟した株になると花が咲き、結実することもある。
春植えの球根植物で、晩秋に葉が枯れたら水やりを止めて鉢ごと乾かし休眠させる。鉢ごとポリ袋に入れて、8度以上の室内の暖かいところで冬越しさせ、春に球根を植え直すと芽が出てくる。これは当然の生育サイクルであるが、可能な限り元気な葉を残し、球根を肥大させることが大切である。
光線不足にしたり、日陰で水を多くやると葉柄が伸びすぎて葉が倒れ、新葉も出にくくなる。
寒さに弱く、秋遅くまで外に置いたり、冬に水をやると球根が腐る。
10月から4月下旬までは、完全に水やりを中止する。
9月に入ったらカリ分の多い液体肥料を10日に1回の割合で与える。
株が大きく育ち古株になったときや、株が老化するときに花が咲く。
風に弱く、強風では葉が傷む。
夏に葉先や下葉が枯れるのは、ほとんどの場合、水不足が原因である。こまめに葉水をかけて湿度を保つ必要がある。
株分けをする場合は、1株が2本以上になるようにハサミで切り分ける。
湿度不足の場合、下葉のほうからしおれて倒れたり、新しく出てくる葉が小さくなったりする。葉だけではなく茎もぬれた布でふくなどして湿度保持に努める。
光に当てて日焼けすると、葉の一部が褐変して枯れる。
夏季も鉢土が過湿の場合根腐れを起こし、茎が地際から倒れる。乾かし気味の維持が適する。
低温期に水を与えすぎると根腐れを起こし、茎が地際から倒れる。根茎が柔らかくなったら枯れた状態である。
株が小さい場合、茎部分がない状態であるが、葉が落ちた跡が肥大して茎になる。成長期に条件(日照や養水分)を整えて十分生育させる必要がある。
茎が腐ってきたら、腐っている部分を切り落とし、幹の正常なところでよく切れる刃物を用いてきれいに切る。根のないまま植え込むと、切り口から新しい根が出て、再生することができる。切り口は殺菌剤をまぶすか、1週間くらい放置して乾かして挿し木する。切り口の滅菌には硫黄華や木灰なども使える。
葉から出る滴はサトイモ科の植物にはしばしば見られる現象でguttation(排水現象、グッテーション)と呼ばれる。根が水を吸い上げる力が強いのにそれを葉から蒸散で吐き出せない時に起こり、夜間もしくは暗い場所で土が湿っている時によく生じる。土がある程度乾けば収まる自然現象である。
冬は低温と湿度不足で葉が枯れてなくなる場合があるが、根茎が固い状態であれば春になって新葉が出てくる。
生育期は週に2〜3回、茎葉と出葉部と根茎部にも霧吹きで水を与える。乾燥によりハダニが発生する。
6月から7月頃に香りの良い花が咲くことがある。
枝が伸びたときは、切り戻すと枝数が多くなり、葉がよく茂る。
1年以上経った古い葉は、自然に黄化して落葉する。
4〜5年経過して開花樹齢に達すると結実するが、生育不良の場合、花が咲かず結実しない。
戸外で育て続けると葉は固く色も黄金色となり、光線不足の場合はライトグリーンとなる。葉が黄色くなりすぎた株は、全体を深めに刈り込んで新しい芽が出るようにする。
空気が乾燥すると、葉先が枯れて褐変しやすい。(週に2〜3回は霧吹きで葉水を与える)枯れた葉は切り取る。
鉢内の過湿は嫌うので用土は乾かし気味に管理する。
光線不足にすると徒長し軟弱な株となり、美しい円錐形は崩れやすい。
日陰過ぎると徒長しやすくなる。また、光線不足にすると葉の斑が少なくなり鑑賞価値が下がる。
寒さに弱く5度くらいになると葉の傷みがひどくなって枯れる。加温設備がないと鑑賞状態を保つことは難しい。
イモ類は新芽が出てある程度成長するまでは、古い葉を切り落とさない方が良い。
光線不足では、葉は濃緑色で美しくなるが花は咲かない。また、直射日光に当てると花は咲くが、葉焼けを起こしやすくなり、葉先から枯れる。葉がやや黄色みを帯びるくらいの明るさの場所が最も適している。
葉焼けの他に根詰まりが原因で葉先が黒く枯れやすい。
花の白い花弁状の部分は仏炎包と呼ばれ、仏炎包の基部から伸びている棒状の花穂の一粒一粒が花である。仏炎包が緑色になるのは花の終わりの時期であり、早めに花茎をもとから切り取り、株の負担を軽くしてやる。
タネ採りをしたい場合は、花が咲いて花粉がこぼれた頃、花穂を指でこすっておくと結実する。
冬季の給水は葉に元気がなくなってきたらで十分である。給水後、直ぐに葉に元気が出てくる。
直射日光に当てると葉焼けして枯れる。
湿度不足による乾燥で葉先が枯れる。
生育期に葉先が大きく茶色に枯れるのは褐斑病が原因である。
種類によっては、古くなった下葉から斑模様が不鮮明になってくる。湿度不足や光線不足でも斑模様は消えることがある。
脇芽が長く伸びて見苦しくなった場合は、脇芽の基部を3〜5cm残して切り戻せば、新芽が育ち美しい姿が保てる。
冬季には、下葉がある程度黄色くなるが、生育期にはまた茂る。暖房ON/OFFによる温度変化に注意する。
尚、根詰まりによっても葉先が枯れて下葉が落ちることがあるので、2年に1回は植え替えを行うとよい(適期は5〜6月)。
葉が先の方から枯れてきたり、新芽が黒く枯れてくるのは根腐れが原因と考えられる。
直射日光に当てると葉焼けして枯れる。
湿度不足による乾燥で葉先が枯れる。
生育期に葉先が大きく茶色に枯れるのは褐斑病が原因である。
枯れ枝は剪定すれば切ったところからまた新芽が出る(適期は5〜6月)。
幹を曲げる場合は、新芽を少しずつ糸などで下に引っ張るとよい(曲げすぎると折れる、古い株は曲がりにくい)。
直射日光に当てると上部の葉が褐色になる。
下葉が根詰まりで枯れるので、1年に1回は植え替えか株分けを行う。
株が密生してむれた場合は、古い葉を付け根から切って間引く。伸びすぎた葉も切り取って草姿を整える。
葉は古い順に枯れていくので、古い枯れ葉は元から切り取る。風にあてたこことが原因で葉先が枯れることもある。
株が古くなってくるとランナーを出す性質がある。ランナーが出る時期は植え替えの時期でもある。
株に対して鉢が大きすぎると、過湿となり腐りやすくなる。乾燥には強く、鉢内の過湿を嫌う。
給水は「表土が乾いたら」という普通の水やりでは多すぎで、鉢土がしっかり乾いてから行う。
日当たりを好み十分な光線が得られないと、基部が太らず細く伸びて茎がとっくり状にならない。
根腐れを起こすと十分に吸水出来ず、茎の基部がしぼむ。茎がしぼんでしまった場合は、傷んだ根を取り除いて水はけの良い用土に植え替える。
茎が柔らかくなった場合は再生は難しい。
観葉植物の中でも最も生命力の旺盛な木であり、成長が早いので、伸びすぎたら株の基部を5cmほど残して切り戻すと樹形が保たれる。どこで切っても新芽が出る。
春と冬の2回に化成肥料を与える。
水を与えたとき、なかなか水が鉢土にしみ込まないような場合は根詰まりを起こしている。
秋以降に落葉して葉がなくなっても、茎の部分が硬い状態であれば春先には新芽が出る。
ごく希に花が咲くが、鉢植えの場合は難しい。
光線が強すぎると葉が枯れる。
春と冬の2回に化成肥料を与える。
日光不足や肥料過多が原因で斑が消えることがある。斑入りの葉は葉緑素が少なく、緑色の葉に比べて成長力が弱い。緑色の葉を付けているつるを付け根から切り取ると良い。
湿度不足になると落葉する。
2年以上植え替えないでいると、根詰まりを起こし落葉する。
日当たりに置くと、日焼けで葉が枯れる。
湿気を好むシダ類なので、霧吹きでこまめに葉水を与える。水不足と湿度不足が原因で葉が縮んで枯れる。
地際に葉が密生しているため、むれて枯れることがある。込み合った部分を間引いて風通しを良くする。
強い光線に当てると日焼けする。
葉が群がるように生えるタイプのものは葉水を与えすぎると、葉が蒸れて腐って枯れることがあるので、葉にはかからないように水を与える。
葉は多肉質で貯水機能があるため、乾燥に強い反面、鉢内の過湿を嫌い簡単に根腐れを起こす。
斑入りのものは、古くなった下葉から緑の鮮やかさを失い、斑もぼけてくる。
若い幹は柔らかいので、50cm〜1mくらいの大きさのそろった株を2〜3鉢準備し下枝を付け根から切り落として寄せて植えることによって縄編み仕立てが可能である。
丸く刈り込んだ樹形が乱れた場合は、一律に刈り込まずに、強く伸びた枝から切り戻し、弱い枝は強く伸び出すのを待って切り戻す。こうすると枝に強弱が出来ずに樹形が整いやすい。
冬には、寒さと空気の乾燥のため落葉する。
枝さえ生きていれば、丸坊主になっても芽吹いてくる。
イチジクと同じ仲間であり、普通に見られる花びらを持った花ではなく実がそのままついたような状態で花が咲く(実の色は緑→茶、玉模様有り)。すなわち、実と思われているものが花であり、これは花托が生長したものである。受粉せず、実を付けても発芽はしない。
ヘゴ仕立てのものは、ヘゴに水をかけてやらないと先のほうだけ葉を残し、ヘゴの部分が枯れてしまう。
光線不足にすると葉の斑が消えて、緑色のみになってしまう。緑葉は生命力があるので、放置しておくと斑入りの葉が少なくなってしまう。緑葉を茎元から早めに取り除くと良い。
冬の低温下では葉が黄変して、下葉が落ちる。葉色の鮮明さを保つためには10度以上の室温が必要である。
直射日光に当てると日焼けのため葉が枯れる。
冬の寒さにより葉が黒くなり枯れる。
茎の至る所から気根を出し、地面に届くと分岐して細根を出す。気根は切っても生育に影響は出ない。
夏でも半日陰で育てるが、長い間暗いところに置いた場合は、光線不足で節間が長く伸びて垂れ下がってしまう。
ほとんどの種類が株分けや挿し木ができない。
一度、傷むと回復に長い時間がかかる。
新芽の発芽部が乾くと出葉しにくく葉も短くなる。
強風にあうと葉が舞って傷つき傷みやすい。
葉ダニの被害を受けると葉は黄いばんでやがて白くなる。葉裏を調べて、クモの巣状のものや小さい斑点があれば、葉ダニが発生している。乾燥すると葉ダニが発生しやすい。
葉の間からオレンジ色の枝のように見える花梗が出ることがある。雌雄異種なので、雌雄の株が1株ずつ寄せ植えされていれば、結実する。
夏の成長期に葉が黄ばむ原因の一つに給水過多が考えられる。
幹から発生している葉が大きくなりすぎたら、切り離して挿し木するか、欠きとって捨てる。幹から新芽が発芽する。
光線不足にすると葉の緑が薄くなり白っぽくなってくる。
根腐れが原因で幹がブヨブヨになると回復不可能となる。
葉先からしずくのようなものが出て黒くなるのは、斑点病及び炭疽病による。
光線不足の場合、葉が伸びすぎて垂れ下がってくることがある。
多肉植物なので乾燥には強く、水をやりすぎると根腐れを起こす。
寒さに強い方なので、関西以西では戸外での越冬が可能である。
多肉植物なので乾燥には強く、水をやりすぎると根腐れを起こす。
金のなる木には花が滅多に咲かないタイプ、花が咲きにくいタイプ、花を咲かせやすいタイプに分けられる。花が咲く場合は春先にピンクの花が咲く。
花を毎年咲かせるためには、肥料を与えすぎないこと、9月頃から花芽が付くまでは乾燥気味に管理すること、鉢を大きくしないこと、真夏以外は直射日光に当てることなどに注意する。
多肉植物なので乾燥には強く、水をやりすぎると根腐れを起こす。
株に傷がつくと腐りやすい。傷箇所にはベンレートの粉を塗る。
茎の途中が細くなってくびれるのは、生育過程での水不足か肥料不足である。
生育期にのみ、液体肥料を月2回程度、水かわりに与える。
日当たりが強すぎると、葉が黄化し、しなやかな草姿が失われる。
水をきらしたり、湿度不足になると葉が縮れて黒く枯れる。風の当たる場所にには置かないことも必要である。葉が縮れてきた場合の回復は困難である。
若い株や植え替えたばかりの株には十分な葉水を与えたほうが良いが、蒸れを防ぐために、よく茂った大株の場合は高温期には株元にだけ水やりを行う。蒸れると下葉が黒くなって枯れる。
この葉水管理のさじ加減は難しく、一般に葉が縮れることが多く管理難である。
葉の裏に茶色や葉と同系色のブツブツが付くことがあるが、胞子であり害虫ではない場合が多い。
日当たりが強すぎると、葉焼けを起こし、葉の表面が茶褐色に枯れる。
形が崩れたら、刈り込んでやることによって新芽が伸びる。
徒長したら切り戻す。枝数が増えてこんもり茂り、良い形になる。
生育旺盛なため1年間に1回は植え替えを行わないと、根詰まりして下葉が枯れる。
給水過多、肥料のやりすぎ、風通しが悪いなどの原因で葉の表面が茶褐色に枯れる。
冬季の給水は葉や茎に元気がなくなってきたらで十分である。給水後、直ぐに葉や茎に元気が出てくる。
生育は遅いが、伸びるつるを切らずに誘引して育てると、花が咲く。一度咲いた場所に翌年も花芽を付けるので、切り落とさないようにする。
水をやりすぎると根腐れを起こし、葉が油浸状になったり、しおれたりする。
葉は光沢があり樹皮は粗く内側に香りがある。大木(5m以上)では春から夏にかけて黄色い花が咲き、月日の経過と共にオレンジや赤い色になる。樹高40mになるものもある。
水不足になると葉が枝の両側に垂れる。一度、水を切らすと再生するのに時間がかかる。
豆から育成する場合は、豆の茶色の表皮を取り丸い突起を下にして(上下を間違えないこと)3分の1まで土に埋める。発芽時までは湿度と温度の保持をする。発芽まではできる限り日に当てる。発芽は気温20〜25度で2週間〜1ヶ月で見られる。豆の色が黄色から濃い緑に変化していくうちに根が出る。それから、豆の中央部に割れ目が入って発芽する。
冬季に落葉してしまって茎のみになっても給水を欠かさなければ新芽が出る。但し、生育期に新芽が出てこなかったり、生育期を迎えての落葉では復活は困難。
成長するに従い葉が堅くなり波打つこともある。また、豆はしわが寄り、しぼみ、いずれは消滅する。豆が何かの拍子に取れることがあるが前記の何れの場合も木自体が丈夫であれば心配はない。
5〜6月に一時的に小さな葉がつくが、すぐに落葉する。
光線不足にすると、枝が折れるなどの症状が出て枯れる。
多肉植物なので乾燥には強く、水をやりすぎると根腐れを起こす。
根が腐ってきたら鉢から抜いて、悪い根を取り払って1週間〜10日間乾かしてから、新しい用土で植え替える。
春になると先端のとがった部分が赤くなり皮がむけると新しい葉が出てくる。
冬の水のやり過ぎと寒さ、乾燥などが原因で下葉が枯れ落ちる。
生育期の水不足と根詰まりなどが原因で下葉が落ちる。
葉が落ちたら、切り戻しや取り木などの方法で育て直す。
光線不足の所に置いて水をやり過ぎると徒長して葉柄が伸びて、葉がたれる。
木が大きくなり幹が木質化してくると、幹の途中から多くの気根が出る。放置しておくと地に着いて、地中の根と同じ役割を果たすようになる。気根は切っても生育に影響は出ない。
挿し木もできるが、取り木の方が一般的である。仕立て直した時の高さを想定して、先端からその高さまで下がったところの幹の位置で、1cmくらいの幅でカッターで切り込みを入れて樹皮を剥がして取る。皮がなくなった部分を包むように湿らせたミズゴケを巻きつけ、さらにその外側から黒いビニール袋を被せ、包んだ上下を縛って固定する。上側は縛り方を少し緩めにしてミズゴケが乾かないよう、時々その隙間から水を足す。1〜2カ月で根が出てビニール袋の内側に根が張るので、それを確認して切り込みの下側で幹から切り離し、鉢上げする。
葉がまるまって落ちるのは、ハダニが原因。ハダニはクモのような小さな生物で、葉の裏で繁殖し葉から樹液を吸って刺し傷として白い点々を残す。その刺激で葉がまるまったと考えられる。
多肉植物で丈夫で暑さや乾燥にはめっぽう強く、寒さにはきわめて弱い。冬に土が湿っていると必ずといってよいほど枯れる。
真冬の3ヶ月間くらいは水やりを中止し、鉢土を全く乾かして、冬越しさせる。
葉の最先端のとがったところを傷めると、その時点で伸張が止まってしまう性質がある。
空気を浄化する性質を有する。
葉ざしで増やすことができる。高温多湿の6月〜7月に葉を5〜6cmに切り分けてさせば、簡単に増やせる。
丈夫で何年も成長し続け大株に育てることができるところから、チトセラン(千歳蘭)の別名もある。
育成期には脇から子株が増え続けるので、株分けするか大きな鉢に植え替えるとよい。
身体バランス維持によいとされるマイナスイオンを発生させる効果が大きい。
夏季に白い花を咲かせることもある(花は夕方に咲き、甘い香りで短命[1日程度])。
白い花が咲き、香りがある。また、実は赤く熟す。
日当たりを好み、光線不足にすると葉がぱらぱらと落ちる。
葉が落ちたものや形の乱れたものは、その根本のほうから切って新しいわき芽を出させる。土の中からも新しく茎立ちしてくる。
寒さや乾燥には強い(根が多肉質)。
肥料不足や水不足で葉色が薄くなる。
生命力旺盛で葉は2mになることもある。
水栽培で簡単に育つため、いろいろとアレンジして楽しめる。
水栽培は茎の中の栄養のストックで育てる方法であり、ストックがなくなれば徐々に弱っていき、いずれは成長が止まり、茎が黄色くなって枯死する。
茎が緑色から黄色に変色したものは復活しない。
湿度が高いと成長が早く元気に育つ。
10度以下では成長も止まり、ひどいときは枯れることもある。
強い光を嫌い夏の直射光では日焼けする。
肥料不足になると下葉から養分が奪われ葉が茶色になる。
冬季には、下葉がある程度黄色くなるが、生育期にはまた茂る。
日差しが強いと葉全体が黒紫色になる。日当たりが悪いと葉が徒長気味になり、葉色も緑がかって綺麗な黒色が出ない。
多肉植物なので水やりは控えめにする。多湿を嫌う。
茎は地についた節から発根し四方に広がるので吊り鉢に向く。
生育環境が良ければ1年中花を咲かせる。葉の色も濃く良く育っているのに花があまり咲かない場合は光線不足。
花が良く育つのに葉の色が黄色みがかってくる、あるいは葉が枯れかかってきた場合は光線が強すぎる。
株元の葉が落ちて鉢土が見えるようになり、茎の先のほうだけに葉が茂った状態というのは根詰まりによる。2年以上鉢かえをしない場合に起こりやすい。
土を過湿にしすぎると高温期には株元が蒸れて落葉する。空中湿度は好むので葉水をこまめに与える。
7月頃に一度刈り込んでおくと、秋には形よく茂る。萌芽力が強いので、高さ5cm程度まで刈り込んでも大丈夫。
日陰を好み、寒さには弱い代表格。冬越しをするためには、9月頃から戸外に出して十分に日光に当てて株を丈夫にする。冬に葉は枯れても茎は生きていることが多い(5°以上の環境)。冬の寒さや光線不足、肥料不足などによって下葉が黄変して落葉する。
葉色が乾いたようにかさかさした状態になるのはハダニの被害であり、湿度を与えて(週に2〜3回の葉水)発生させない管理が必要。
子株がよく発生するので株分け繁殖ができる。
茎を切ったときに出る白い液体は有毒で口に入ると激しく痛む。
白い仏炎包に棒状の集合花が咲くことがある。
ハイドロカルチャー仕立てが多いが、土植の場合はやや過湿気味にする。
移植を嫌うので、苗を植え替えるときはなるべく根を崩さずにそのまま移すようにする。
発芽時は砂や砂利で水栽培のように育つが、その後は水はけのよい畑土のような土壌が適する。
寒さには弱い。
種から育てる場合は水を種半分位入れた容器につけると発芽しやすい。ただし、水は常時きれいなものに交換する必要がある。
葉は四角張った長楕円形の形をしており、角張った先端には強いトゲがある。葉腋に着く果実は丸い赤色で、11月頃から着色する。
花は緑白色で5月頃にに開花する。
乾燥に強く刈り込みにも強いので徒長した場合は強く刈り込んでも大丈夫。
日本に自生しているのはモクセイ科のヒイラギ(柊・疼木)で別の植物。
直立の状態で茎は立ち上がり太い気根を出す。成長は遅い。
生育は旺盛であるため、根詰まりに注意する。
日光が不足しすぎると葉が垂れ下がり、夏の直射日光に当てると、葉が日焼けで変色したりする。
乾燥しすぎるとハダニがつくので、ときどき葉水を与える。
古い葉から順番に落としていくので、自然に株元の葉が茶色に変色してくる。
葉から出る滴はサトイモ科の植物にはしばしば見られる現象でguttation(排水現象、グッテーション)と呼ばれる。根が水を吸い上げる力が強いのにそれを葉から蒸散で吐き出せない時に起こり、夜間もしくは暗い場所で土が湿っている時によく生じる。土がある程度乾けば収まる自然現象である。
冬から春に葉が落ちるのは、寒さと湿度不足による。
多くの気根を出し、垂れ下がった気根は地面に着くと支持根となる。
特に太い幹から小枝を出させた木物は根が少ないため吸収力が弱く、給水過多で枯れやすい。
生育期には葉水を十分に与える。冬は週に1〜2回、日中の暖かいときに葉に霧をかけて湿度を保つ。
カイガラムシの排泄物が茎葉につくとべたべたして、黒く汚れるすす病になる。
過湿を嫌うので、乾き気味に管理する。
茎が乾燥すると葉が枯れ込んできて、やがて枯れる。
アフリカ産亀甲龍は夏の間は休眠し、秋からややつる性の茎を出して、ハート型の葉をつける。
メキシコ産亀甲龍はやや扁平な塊根の形をしており、生育期が全く逆で冬に休眠する。
過湿を嫌い、給水過多で腐る。
多肉性なので乾燥には強く、給水過多にならない。
排水性の良い土壌を好む。
高温、強い光を好む。
ハダニがたいへんにつきやすいので、1年を通して葉水を行う。
強い日差しが苦手である。
水やりは、昔から「水やり3年」といわれるように簡単そうで難しい作業である。観葉植物を枯らす原因で一番多いのは水やりの失敗である。
生育期は鉢土の表面が白く乾いたら、十分に水を与える。冬は表面が乾いて更に2〜3日経ってから水を与える。いずれの場合も鉢底の穴から水がもれるだけの量を与える。また、戸外で育つ植物は夜露がおりて乾いた葉に湿りを与え、葉についたほこりを落とす効果が期待できるが、室内での夏の冷房や冬の暖房で乾くのを防ぐために葉水は必要である。特に冬は乾燥しがちなので、週に2〜3回は霧吹きで葉水を与える。
夏の葉水は植物の頭上から水をかけて全体をぬらす。冬の葉水は冷えないように20℃くらいの微熱湯を霧吹きでスプレーする。葉のみでなく茎やヘゴにもかける。
土の湿りと乾きのリズムが、根にとって発育に必要な刺激になる。また、水をやることによって土粒間にあった古い空気が追い出され新しい酸素が根に供給される。そのため、鉢土が常に湿っている状態では、酸欠状態になって根が枯れ植物を傷める原因となるので、水はけの良い土に植えたほうが生育は良くなる。標準的な用土の配合例は、赤玉土6・川砂1・腐葉土2・堆肥1である。
鉢土の乾き方は、天候や季節や置き場所で異なるため水やりの間隔を一定させることはしない。夏は毎日、ときには1日に2回与える場合もあり、冬は1週間から10日に1回ですむ場合もある。
生育期(4月〜9月)は2ヶ月に1回の割合で発酵油かす、または化成肥料を与える。1回に与える量(発酵油かす:4.5号鉢で小さじ2〜3杯、化成肥料:4.5号鉢で大粒4〜5粒程度が標準)が多いと根が焼けて害が出る。追肥は株元から離して置く。冬は根が活動しておらず与えない。与えるとかえって害になる。
肥料を施す方法には、あらかじめ植え込む用土に混ぜておく元肥と成育中に施す追肥とがある。追肥には、鉢土の上に置く置き肥、水やり時に肥料を水に溶かして施す液肥、葉の表面に散布して養分を吸収させる葉面散布がある。置き肥をする場合は、前に置いた古い置き肥は捨てて新しく置き直す。
肥料の種類には大別すると、無機質肥料と有機質肥料に分けられる。無機質肥料は、化学物質なので三要素の比率や肥効期間などが分かり易く無臭で利用しやすい。多くは速効性なので追肥に向く。無機質肥料の成分表示10−10−10はN、P、Kが約10%ずつ含まれていることを示す。一般にこの合計が30%以上のものを高度化成肥料、これ以下のものを低度化成肥料と呼ぶ。有機質肥料は、動植物性の肥料で油かすが一般的で、他に魚粉や骨粉や牛糞や鶏糞などがある。土中の微生物により分解され、窒素やリン酸を多く含み、分解が遅くゆっくり効果が現れるので緩効性肥料として利用される。異臭があるので室内向きではないが、十分発酵したものを利用すれば異臭は抑えられる。
植物の三大栄養素は、窒素N・リン酸P・カリKである。窒素は葉肥といわれ、葉や茎の成長に必要な肥料である。最も欠乏しやすく、欠乏すると生育は衰え、葉色が淡緑色や黄緑色になる。リン酸は実肥(花肥)といわれ、花つきや実つきをよくし、欠乏すると葉数が少なくなり、暗緑色となり緑部にシミができる。カリは根肥といわれ、根や葉茎の生育をよくし、病害虫や寒さに対して抵抗力がつく。欠乏すると茎や葉が柔らかくなり、弱くなって病気にかかりやすくなる。
植物栄養剤は肥料とは効果が異なるので、肥料のかわりにはならない。主に鉢土に欠乏しがちな微量要素を補う目的として利用される。
植物は触ったり動かしたりするとその刺激で丈夫に育つ。光の方向に向かって育つので形くずれを防ぐためにも鉢は定期的にまわす必要がある。
枯れた葉や花は病気や害虫の発生源になりやすいので常に点検をして取り除くようにする。
春から秋の生育期間に1〜2回、割り箸などで鉢土の1〜2cmの深さを耕すと、水の通りがよくなり新しい空気を入れるのに効果的である。
鉢土が少ない場合は補充する。鉢土が少なく鉢の壁面が高いと湿度保持には役立つが、病気や害虫が発生しやすくなる。
鉢がプラ鉢とポリ鉢との2重になっている場合は、ポリ鉢をはずして直接プラ鉢に植え替える。両方の鉢の排水穴の位置が異なっていると鉢底に水がたまり根腐れしやすくなる。
生産温室の湿度から家庭の湿度変化に慣らすため、十分に葉水を与える。最初の週は毎日、次の週は2日に一度というように徐々に慣らして3週間ほど管理する。